—たまには山を離れて、都会を歩く—
林業って、休みの日はどう過ごしてるの?
たまにはそんな話も、書いてみようかと思います。
6月14日(土)

朝から雨。出かけるには折りたたみ傘が手放せない日でした。
今年の休日はなぜか雨が多くて、かつての晴れ男伝説が崩れ始めてる気がします。
午後1時、豪徳寺駅に到着。

目的は「旧尾崎テオドラ邸」で開催されていた、東村アキコさんの『かくかくしかじか』企画展。

生の原稿には、やっぱり特別な力があります。
物語が“ライブ”として立ち上がってくるような、あの感覚。
グッズもいくつか購入して、ブロマイドももちろん入手。
これでマンガ描きのバフが少しでも溜まっていてくれたらいいのだけど。
せっかくなので、すぐ近くの招き猫で有名な「豪徳寺」にお参り。

外国人観光客が多く、つられて僕も“招き猫5号”を購入してしまいました。
この場所、正直言ってこの企画がなければ絶対に降りなかった駅。
小田急線も、もしかしたら人生で初めてかもしれません。
細い路地の商店街や、チンチン電車みたいな電車(何線だったんだろう?)が、妙に印象的でした。
ライブは下北沢だったので、移動はラクでした。
ただし、雨は降り止まず。傘は一日中大活躍。
下北沢で前から気になっていた中華屋さん「みん珉亭」に立ち寄ってみました。


『孤独のグルメ』の松重豊さんと、クロマニヨンズの甲本ヒロトさんが学生時代にバイトしていたという話を聞いて、ずっと気になっていた店です。
江戸っ子ラーメン、美味しかった……。次はチャーハンを食べに行きたい。
古着屋の街としても有名な下北沢。けれど実は、あまり古着を買ったことはありません。

代わりに、レコード屋さんで7インチを何枚か衝動買い。
LPは重いので、栃木まで持ち帰るのが難しくて断念しました。
それでも、岡林風穂さんのライブまでには時間がありすぎたので、バーミヤンでひと休み。北京ダックのタレがうまかった。
そして、待ちに待ったライブへ。
やっぱり、生のライブはいい。

どうやって岡林さんを知ったのか…たしかキス・ザ・ギャンブラー繋がりだったと思います。
不思議な歌詞が好きです。何回も聴けるサウンド。
カセットも持ってますし、今回のライブCDも購入。
素晴らしいライブでした。……やっぱりLP、買えばよかったかな。ちょっと後悔。
帰りの電車はもうなくて、仕方なく恵比寿のカプセルホテルへ。

東京の宿泊費は本当に高くて、カプセルが現実的な選択でした。
久しぶりのカプセル泊。
綺麗な施設ではあったけど、咳や物音がちょっと気になりましたね。
とはいえ、ぐっすり朝まで寝てました。
6月15日(日)

翌日も、都内をもう少し歩こうかなと思っていました。
でも、また雨。蒸し暑くなりそうだったし、体もけっこう疲れていたので、朝早めに帰ることに。
駅前でパンを買って、それを食べて、あとは家で爆睡。
それにしても、土日に連休なんて、林業ではかなり珍しいこと。
完全週休二日ではないけれど、週一休みにはもう戻れない気がします。
たまには、山以外の空気に触れるのも悪くないですね。
予定をしっかり組んでしおりを作るような旅行もいいけど、
僕はどうやら行き当たりばったり派。
でもたまには、前者のような旅もしてみたいな、と思ったりもしました。